こだわり

昭和初期の戦時中、ひとりの日本人兵の男が中国の田舎村【奉天(現在の藩陽)】で今まで食べたことのない味に出会いました。 その村では、ニンニクを中心に幾種もの食材を甕の中で漬け込み、何年もの間、土の中で熟成発酵させ、栄養価の高い 「寝かせダレ」を製法し、極寒の冬に備えていました。 男は「この味を故郷の人達にも食べさせてたい・・・」 その一心で試行錯誤を重ねて辿り着いたのが「寝かせダレ」を使用した一杯のラーメン。

昭和三十年代

男は故郷の長野県上諏訪駅前で屋台ラーメンを始めました。 そのラーメンの噂は瞬く間に広がり、多くの人々を唸らせ、今や伝説となりました。 当時、そのラーメンに惚れ込んだ山崎篤(父)がその味を継承し、ハルピンラーメンを開業しました。

母と共に

一番適した熟成期間を探求し続け、長年の努力で出した答えは、 なんと四年。 当店は四年前から、まだ見ぬお客様に喜んでいただきたい思いで、今日も「寝かせダレ」を仕込み続けています。